社会福祉法人睦福祉会

食について

食について

食育の目標


 食べることは生きることの源であり、心と体の発達に密接に関係している。
 乳幼児期から、発達段階に応じて豊かな食の体験を積み重ねていくことにより、生涯にわたって健康で質の高い生活を送る基本となる「食を営む力」を培うことが重要である。
 そこで、乳幼児が「楽しく食べる子ども」に成長していくことを期待しつつ、以下の5つの子どもの像の実現を目指す。

①おなかがすくリズムが持てる子ども

 子ども自身が「おなかがすいた」という感覚が持てる生活を送れるために一日の生活リズムの基本的な流れを確立し、その中で十分に遊び、充実した生活を送れるよう支援する。

②食べたいもの、好きなものが増える子ども

 子どもが意欲的に新しい食べ物に興味や関心を持ち、食べてみようと試みることができる環境を整え、様々な体験を通して、いろいろな食べ物に親しみ、興味・関心を育てる支援をする。

③一緒に食べたい人がいる子ども

 人とのかかわりの中で人に対する愛情や信頼感が育つことから食べる時も「誰か(○○さん)と一緒に食べたい」と思う子どもになるよう努める。家庭では、家族と一緒に食事を食べ、楽しむという雰囲気づくりになるよう働きかける。

④食事作り、準備にかかわる子ども

 食事を作ることや食事の準備をすることによって、食べることは生きる喜びにつながっていることの自覚を促す。

⑤食べ物を話題にする子ども

 食べ物を媒介として、人と話すことができる環境を多くつくる。また、食べる行為が食材の栽培など、命をはぐくむ営みとつながっているという事実を子どもたちに体験させる。


※乳幼児期には①、②、③を重点課題④、⑤については学童期の取り組みとされているが、敢えて先取りすることなく、無理のない食育を実践する。

アレルギー除去食について

保育園でのアレルギーの完全除去食は困難です

 除去食は、親子ともに心理的にも大きな負担となることが多く、何もかも制限してしまうほどの除去食の場合は発育障害や栄養失調などになるなどの危険性もあり、慎重に進めなければなりません。
 保護者の独自の判断で食物除去をしないようにし、定期的にアレルゲン抗体検査や診断を受け、その指示に従って進めるようにします。除去する必要がある場合には、担当医師に「アレルギー疾患生活管理指導表」(横手市統一様式、園にあります。)をご記入いただき事前にお届けください。
 卵・牛乳・大豆は、3大アレルゲンとしてもよく知られていて除去するケースも多いのですが、そば・ピーナッツのようにたまにしか使わない食品であっても、食べてしまうと激しいショック症状を起こしやすいものもあり、保護者や家庭との連携を密に取り合うことは大変に重要です。

食中毒について

 赤ちゃんや幼児は、大人と違って体の機能が未発達です。このため免疫機能も消化酵素も不十分、その上に腸内細菌が未発達です。ですから細菌に対する抵抗力がとても弱く少量の菌やウィルスが体の中に入っただけでも発症し重症になりがちです。飲食店での食中毒はニュースになりやすいので外食のほうが多く感じますが家庭の発生件数もそれに負けないくらい多いのでくれぐれもご用心を。  食中毒予防には、食物に細菌ウィルスをつけない、増殖させない、殺菌または細菌を休眠させる、この3原則を日々実践するには、手や調理器具、食品をよく洗う、手際よく作ってすぐに与える、細菌を加熱して殺す、または冷却して休眠させる、を心がけます。また、お店では、新鮮な食材を選び、購入したら持ち運び中は保存をしっかりし、帰宅したらできるだけ早く加熱調理するようにするのが肝心です。


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