社会福祉法人睦福祉会

むつみ保育園 保育の特徴

保育の特徴

むつみ探検隊

自然の中で遊ぶ

 21世紀を生きる子どもたちの育成にあたり、自然の中で遊ぶことで、丈夫な体と豊かな感性を育てることが大切であると考えています。
 8歳から10歳までの間に人間の脳はほぼ90パーセント完成するといわれています。それまでに自然の中で様々な遊びの体験をすることによって、子どもは身体性、社会性、創造性を開発します。そのことが子どもたちに困難を乗り越える力(危機に際し耐える力、適応する力)を培うことにつながると考えています。
 平成20年度より、継続して自然に親しむ保育を積極的に取り入れました。その取り組みを「むつみ探検隊」と命名しています。いこいの森に出かけ、遊歩道を歩き、動物や鳥、昆虫、植物などの生物と共存の仕組みを学習します。自然を知ることから「自然を守る」意識も育まれると思います。子どもたちは、毎月の「むつみ探検隊」を楽しみにしており、四季を通じての自然の面白さや不思議さに、感動の体験を重ねています。

年長児キャンプ

小学校に入学するまでに自立心の成長を確認するために教育キャンプを厳寒の冬を迎える直前の晩秋に行っています。

キャンプのねらい

生きるための基礎を育てる

・困難なことに出会っても最後までやり通す。
・自分の役割を責任もって果たす
・危険から身を守り、安全に行動する。
・食事作り、片付け、持ち物の整理、寝具の片付け、清掃などの身の回りのことを自分でする。
・自然の偉大さや面白さ、不思議さを全身で感じ取り自然環境に関心を持つ。

セカンドステップ

セカンドステップ ひとは、幼児期に子ども同士が集団で夢中に遊ぶ中で欲求をぶつけ合い、体験的にその解決法を身につけながら自然に成長していくものだと考えられてきました。しかし、昨今の現実では、少子化の急激な進行や安心して遊べる空間、時間、仲間の確保が困難な状況で子どもたちは社会的スキルを獲得できないまま大きくなっているのです。そのために当園では、集団の中で社会的スキルを身につけ問題を解決する能力と怒りや衝動をコントロールできる方法を意図的に学ぶ『セカンドステップ』の時間を設けています。

セカンドステップとは

  • 相互の理解
    自分の気持ちを理解し、相手の気持ちに共感してお互いに理解し合える思いやりのある関係を作ります。
  • 問題解決
    困難な状況に前向きに取り組み、問題を解決する力を養って円滑な人間関係を作ります。
  • 怒りの扱い
    怒りの感情を自覚し自分でコントロールする力を養って建設的に解決する関係を作ります。
矢印
キレない子どもを育てる。自分で問題解決できる子どもを育てる。

運動あそび

じょうぶな身体作りをめざして

乳幼児期は、生涯にわたるヘルスプロモーションの基礎を決定づけるとても重要な時期とされています。
乳幼児の運動機能の発達には、適切な刺激を与えることが重要といわれています。その刺激は、「○○ができるようになる」ことを目指す「訓練」というより「遊び」という形態になります。この時期に、体力、持久力、筋力をつける「訓練」をすることは、生理学的に心身に無理をかけることであり意味のないことです。子どもたちが、主体的に遊ぶことにより運動能力や仲間との共同性や共感性、言葉やその他の表現能力や認識能力を自らの力で育み、伸ばしていきます。したがって当保育園では、今の時期に一番重要といわれる、基礎的な運動能力を高めるあそびを「おもしろそう」「やってみよう」という気持ちを育てながら、年間を通して実践しております。もちろん個人差もありますので、子どもさん一人一人の発達や興味に応じて、達成感を味わえるように取り組んでいます。

※ヘルスプロモーションとは、WHO(世界保健機関)が提唱した新しい健康観に基づく21世紀の健康戦略で、「人々が自らの健康とその決定要因をコントロールし、改善することができるようにするプロセス」と定義されています。そして「すべての人びとがあらゆる生活舞台-労働・学習・余暇そして愛の場-で健康を享受することのできる公正な社会の創造」を健康づくり戦略の目標としています。

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